建物構造のお話

 アパートやマンションと言っても、木造、軽量鉄骨造、コンクリートブロック造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造(RC造)など、さまざまな構造で建築されています。平屋や2階建てだと、木造、軽量鉄骨造、コンクリートブロック造が多いです。鉄骨造は3~4階建て、鉄筋コンクリート造は3~8階建てになります。それ以上の高層マンションは、鉄骨造と鉄筋コンクリート造を組み合わせた、鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)で建築されています。
 山口県立大学周辺は人口も少なく、低層階の建物がほとんどです。アパートも、木造、鉄骨造、コンクリートブロック造がほとんどです。鉄筋コンクリート造の建物は数えるほどしか建築されていません。

①木造と軽量鉄骨造の比較

 山口県立大学周辺は、人口が少なくて低層階の建物がほとんどです。きっと、木造の建物と軽量鉄骨造の建物が多いはずです。でも、外観に差はなく、木造と軽量鉄骨造を見分けることは困難です。木造在来工法、2×4、プレハブなど工法はいくつかありますが、木骨または鉄骨の骨組みに板を貼り付けるだけなので、音の伝わり方に差はありません。木造はうるさくて、鉄骨造は静かというのは迷信です。

 床や壁に発泡コンクリート(ALCパネル)などの、防音性能の高い材料を用いれば、木造や軽量鉄骨造、鉄骨造でも、鉄筋コンクリート造と同様に音が静かになります。



②鉄筋コンクリート造について

 鉄筋コンクリート造のアパートやマンションといえば、格好良い、綺麗、静かなどいろいろなイメージがあります。それぞれのイメージに間違いはなく、背の高いマンションは格好が良いです。また、エントランスにはオートロックや集合ポストがあり綺麗なマンションも沢山あります。もちろん、防音性能も高く、床のコンクリートは8cm以上、壁体力壁のコンクリートは12cm以上の厚みがあるため、比較すると静かです。

 分譲マンションのような立派なマンションでは、床や壁のコンクリートと室内の仕上げ材の間に断熱材や空気の層が入ります。しかし、鉄筋コンクリート造の一般的な賃貸アパートやマンションでは断熱材などの施工がありません。そのため、外気によって冷えたコンクリート壁で結露が発生します。居室の壁が結露してカビが生えたり、壁紙がめくれたり、変色したりします。意外に思えるかもしれませんが、鉄筋コンクリート造にも欠点は存在するのです。




③失敗しないアパートの選び方を考えてみる

 音が静かな鉄筋コンクリート造のアパートでも、壁をたたけば鈍い音が響きます。階下にも、踵で歩く音は伝わります。スプーンなどを落とせば、キーンという音が伝わります。音のトラブルは、集合住宅では必ず発生します。階下の人からクレームを言われたり、隣の人からクレームを言われたりします。自分が音を出さないようにするには、スリッパを履いたりカーペットを敷いたりして工夫します。また、1階に住むことで階下に迷惑をかけない方法もあります。

 木造や鉄骨造でも、角部屋に住んで隣の部屋側に音源(テレビなど)を設置すれば、隣の部屋を気にしなくてすみます。でも、自分の部屋のテレビの音があまりにも大きい場合は、隣に迷惑がかかる場合があります。深夜11時以降は、寝ようとしている人もいますので、静かにすることが大切です。

 中国住宅建設工業(株)の学生向けアパートは学生専用です。山口県立大学の学生さんは女性が多いので、県大OGなど社会人女性が住んでいることもあります。しかし、社会人男性は住んでいませんので、音のクレームで玄関ドアを叩かれる等の怖い思いをすることはほとんどありません。大学生は土曜日、日曜日がお休みです。金曜日は深夜まで盛り上がることもしばしばです。こんなとき、周りの住人が学生だけならばお互い様で済みます。また、10室のアパートであれば、年に10回はお誕生日会が行われます。普段よりすごくうるさくなりますが、ほかの部屋の住人にも誕生日会である事がわかり、お互い様で済まされます。

 失敗しないアパートを建物の構造と音から考えてみると、学生専用アパートに決めるというのがおススメです。建物の構造を限定することなく自由にお部屋探しが出来ます。学生専用アパートかどうかは、不動産屋さんに聞けば教えてもらえます。教えてくれない不動産屋さんは不親切ですが、そんな時はアパートの駐車場に停めてある自動車を見ても推測が出来ます。かわいい軽自動車なら、たいてい女性の車です。黒い大きなセダンや、タイヤがハの字に曲がっている車などは、社会人男性の可能性が高いです。